妊娠中のペットの飼い方・付き合い方教えます
妊娠中にペットを飼うことって、よくありますよね?
いや、ないって?
妊娠がわかったあと、あえてペットを飼う人は少ないと思うのですが、ペットを飼っているときに妊娠がわかることもよくあることだと思います。
そんなあなたに、13年間犬と同居して、その間に2人の子どもを育てた嫁さん(と、僕)が妊娠中のペットとの正しい、楽しい付き合い方をお教えします。
嫁さんと僕が妊娠中にトイプードルと暮らすようになった経緯
僕の場合は、結婚して、子どもが欲しいをずっと思っていたのですが、子どもが全くできなくて、2年経過しました。
結婚して2年、頑張っても全然子どもができない…。
元々、病院で検査してもらったら、僕の方には全然異常がなくて、嫁さんの方が、妊娠しにくい身体だということがわかりました。
「うん、子どもができなくても生活は楽しいし、もっと楽しむために犬でも飼うか!」
と、子どもの代わりに犬を飼いました。
トイプードルです。
子どもができないので、いろいろなところに一緒に行きました。
公園やら、海岸やら、アウトレットモールやら、いけるところは一緒に行きました。
そんなある日、突然、嫁さんが妊娠したんですね!!
よく、「ペットを飼うとペットが子どもを運んでくる」と言われていますが、本当に、トイプードルがコウノトリ的存在になって、子宝を授かったのだと思います。
一度飼った動物は死ぬまで面倒を見る それが飼い主の責任
よく、妊娠すると、ペットを実家に預け(手放し)たり、人に譲ったり、ひどい人では、動物愛護センターに連れていくそうです…。
実際、ペットもOKなフリマアプリを見てみると、「妊娠しました!8か月の柴犬です♪」みたいな感じで、物のように扱われているのを見かけ、悲しくなります。
一度飼った動物は、死ぬまで責任を持って飼うのが、飼い主の努めやろ!
それができひんねんやったら最初から飼うな!!
これはあくまで僕が思うことですが、嫁さんが妊娠しても、トイプードルは手放す気は毛頭ありませんでした。
妊娠中にペットを飼っても大丈夫なの?
基本的には、妊娠していても、犬に限らず、動物を飼うことは大丈夫だと思います。
だって、13年もトイプードルと一緒に生活しているんですもの。
その間に子ども2人も妊娠しましたし、ずっとトイプードルは一緒に生活をしていました。
ただ、注意しなければならない点もあります。
動物からもらう『病気』です。
注意しなければならない『動物からもらう病気』
トキソプラズマ感染症
トキソプラズマは、猫のふんや生肉に寄生することがある原虫で、猫のトイレ掃除のほか、ガーデニングの土いじり、加熱が不十分な食肉を食べることなどからも感染することがあります。
詳しくは、関連記事に書いています。
[kanren postid=”50″]
人が妊娠中に感染すると、胎児に影響する恐れがあります。
妊娠中は初感染を予防しなければならないので、抗体がない、抗体の有無がわからない場合は注意が必要です。素手で猫のふんの処理はせず、トイレの掃除をこまめに行い、掃除のあとは手洗いを徹底しましょう。
心配であればトイレの処理は旦那さんにお願いすればいいと思います。
人獣共通感染症
人獣共通感染症とは、人と動物との間で相互に感染する病気の総称です。
今回のお話での動物とは虫類や鳥類、ほ乳類など、脊椎(せきつい)動物を指します。
身近にいる動物と言えば、先ほど書いた犬や猫のほかに、ハムスター・インコ・カメ・熱帯魚など、いろいろなペットが思い浮かびます。
心配しすぎる必要もありませんが、正しい知識を持つことで、ペットとの生活を今以上に楽しむことができます。
サルモネラ症
サルモネラ菌は食中毒の原因菌として有名ですが、ほとんどあらゆるせきつい動物の消化管の中に保菌ができます。
子ども達に人気のあるミドリガメは半数以上がサルモネラ菌を持っています。
カメは無症状ですが、人が感染すると、腹痛・発熱・嘔吐・下痢などが起こります。
カメに触ったあとや水槽の掃除をした時に、よく手を洗ってください。
ネコひっかき病
名前の通り、ネコに引っかかれたり、かまれたりしたときに起こる病気です。
ノミが保菌するバルトネラ菌と呼ばれる菌に感染したネコや犬との接触後、1~2週間の潜伏期間をおいて、傷の部分にブツブツができ、熱や痛みを感じます。
また、何週間もリンパ節が腫れることも特徴です。
ペットからうつらないようにするためには、普段からノミの駆除を心がけるしかありませんが、この病気にかかったかも知れないと思うときは、お医者さんにネコや犬との接触を伝えてください。
オウム病
オウム病クラミジアという病原体が原因です。
オウムで初めて発見されたので「オウム病」という名前が付きました。
オウムやセキセイインコ、ハトなどの鳥から人に感染すると、1~2週間の潜伏期間のあと、高熱・頭痛・咳・筋肉痛など、インフルエンザに似た症状を起こします。
子どもにかかったという報告はほとんどありませんが、きちんと診断されていないこともある病気ですので安心はできません。
鳥に触ったら必ず手を洗い、口移しでエサを与えることはやめた方がいいでしょう。
また、フンや尿も感染源となるので鳥かごはきれいにしておきましょう。
ここまで書いたように、犬やネコに限らず、いろんなペットを飼っている中、妊娠する場合も多いかと思います。
妊娠中に動物を飼うと、メリットもいっぱいあるよ
ちなみに、僕の家では、犬のほかに、海水魚やら、メダカやら、カメやら、いろんな動物が一緒に生活していました。
[kanren postid=”261″]
でも、妊娠中に悪影響など、全くありませんでした。
病気を予防するために、フンの掃除や小屋の掃除は僕が全部していました。
だから、これを読んでいらっしゃる方は、旦那さんに丸投げすればいいんです!
あなたは、エサをあげたり、運動がてら一緒に散歩いったり、楽しい部門だけ担当すればいいんです。
それが、ゆったりした気持ちで妊娠中に過ごすことができる、つまり、胎教にもつながります。
あとは、生まれてから、犬やネコに赤ちゃんに慣れさせること、これが必要になります。
案外、ペットの方も、すんなりと赤ちゃんを受け入れてくれる場合が多いです。
長くなるので、ペットと子どもの過ごし方はまた後日書きますが、確実に言えることは、『動物と一緒に成長を共にする子どもは、優しさや思いやりの心が育つ!』ということです。
なので、妊娠中よりも、赤ちゃんが生まれてからの方が、より面白い子育てができると思います。
ではまた後日。
コメント