今日は趣味のお魚飼育のお話をしたいと思います。
我が家では、犬(トイプードル)を飼っていたり、ビオトープ(バケツとか、水の入る入れ物で、メダカとか、水生植物を育てる)やったりしています。
その中でも、面白くもあり、奥が深いのが、『海水魚水槽の維持』です。
で、『お魚飼育の軌跡』というタイトルなんですが、海水魚を始めて、成功やら、失敗やらを若干重ねてきましたので、その経験とかを書いていこうと思います!
魚の飼育
最初は、淡水魚から始めました。 飼い始めた理由としては、ちょうどよい棚があったこと、棚に電源が備えつけられていたこと、あとは、昔、どの熱帯魚を飼っても上手くいかなかったので、今度こそちゃんと育ててあげたい!と、いう思いがありました。
で、いろいろな淡水魚を飼い、全然上手く飼えなくて、失敗したりしながら、いつの間にかお星さまにならなくなりました。
娘も、おさかな大好きです。
それから、何年か淡水魚を飼っていて
アクアテラリウムをやってみたくなりました♪
アクアテラリウムっていうのは、あなたはアクアリウム(普通の水槽)とテラリウム(水草とかを植えて陸地を再現する)の両方の良い所取りをした「水中と陸地を水槽などで再現したもの」になります。
アクアテラリウム自体は、維持は、普通の水槽より、個人的には簡単だと感じました!
で、淡水魚もある程度飼えるな~とか思い、次のステップに行きたくなりました。
ある日の誘惑
アクアテラリウムをやってる話まで書きましたが、アクアテラリウムって、基本足し水だけでほったらかしでも、コケも生えず維持できる(うまくいけば)んですね。
で、上手く維持ができて1年ぐらい経ったある日、熱帯魚を仕入れにショップに行くと、30センチのキューブ水槽に、ニモ(カクレクマノミ)が気持ちよさそうに泳いでいたんですね。
で、店員さんに聞いたら、「淡水で普通に維持できてるんでしたら楽勝ですよ!」とのお言葉。
で、「そろそろ俺も海水やってみるか~♪」と、アクアテンションMAXになり、30センチキューブを水槽立ち上げることにしたのです。
まぁ、今考えれば、そんなもん、楽勝なわけありません。でも、当時の僕は知らなかったんです。そう、海水ってやつを…。
海水水槽立ちあげ
嫁さんを説得し、場所を確保♪
30センチキューブをカウンターに置いて、
ショップで色々とブツを仕入れ、
計り、
で、水に溶かし、
フィルターを立ち上げ、エアレーションをかましながら、
で、砂を入れて、
ライトを付けて、ライブロックを入れて、店員さんに勧められた「スキマー」って機械を付けて、
で、店員さんに聞いたら、「アンモニアと亜硝酸出なかったら生体入れれますよ~」って言うんで、
数値測ったら「0」。
ま、当たり前なんですが、当日にそんなもん検出されるわけがない…。
でも、真に受けて、
カクレクマノミ(沖縄産ペアスーパーオレンジ¥9,800とホワイトソックス¥2,980、サンゴ3個で¥10,000のお買い物。
ついでに、スキマーもスタイリッシュな、マメスキマーに変えちゃいました!
しかし、
次の日にエビはお星さまになり、クマノミにも白い綿のようなものが…。
次の日、綿だらけになり、薬入れたり、淡水浴したりしましたが、残念ながらお星さまに…。
いや、今考えれば当たり前なんですが…。
でも、2日くらいで、ハタタテハゼ入れちゃったんですが、フタをしていなかったため、次の日飛び出して天国に…。
結局、生体もロクに飼えないまま、脳内で出した結論が『海水魚飼育は、とても難しい!!!』ということでした。
海水魚飼育の難しさ
が、淡水魚のときも、最初、死にまくり、なぜ死ぬのか全然理解できませんでしたが、しっかりと、水を作れば、死なないというのが、グッピーをお星さまにしまくって、分かっていました。
でも、海水の場合、その何倍も時間をかけて水作りをしなければ、生体をすぐダメにしてしまう、という構図が、この時は全然わからず、淡水感覚&店員さんのいうままに、海水魚を飼ってしまい、ものすごく可愛そうなことをしてしまいました。
でも、言い訳をすれば、あの、中央環状線沿いにあった、潰れたアクアショップの店員さん(超若い)が、水作りとか、もっとコアな情報を教えてくれてれば、とか、あんな高い魚を初心者に勧めやがって、とか、思っとだいぶ凹みました。
そして、嫁さんは、海水魚=死ぬという感覚が身についてしまい、その後、海水魚を飼う許可は下りませんでした。
僕も、海水魚は難しいという概念から抜けだせませんでした。
でも、いつか、必ず海水魚を飼ってやる!と心に誓った、冬の日の大崩壊でした!
海水水槽再チャレンジ
以前、最強に失敗した海水水槽。テラリウムもものすごく循環していて、全然手が掛からない。逆にかからなさすぎて水槽をやってる者としては若干物足りなさを感じてきていました。
で、超久しぶりにペットショップに行くと、やはり目が行くのが、地味な色目の淡水魚より、派手な色目の海水魚です!
停滞していたアクアテンションですが、また、ふつふつとヤル気が湧いてきました♪。
で、嫁さんに相談すると、「あかん、死ぬから!」と一言で終了。
おい、この加熱した気持ちはどないすんねん!
と、まぁ、嫁さんの言うことももっともだと思い、生体がお星さまにならない海水水槽を目指すことにしました!
で、ネットで情報を収集し、勉強しまくり、淡水の立ち上げと、海水の立ち上げではやはり全然違うこと、外部ろ過でも十分飼えることがわかりました。
さすがに、お金を使わなければ嫁さんも怒らないだろうと、頭のなかで勝手に判断し、海水水槽をいざ立ち上げです。
まずは、お世話になったテラリウム水槽をパーフェクトリセットします!
で、このステキに出来上がっていたテラリウムを…。
オールリセットしてやりました!
中にいたお魚は、他の水槽に一旦避難してもらいました
で、水槽に水を入れ、塩を計り、とりあえず比重もそこそこに、ヒーター全開で立ち上げです。
汚い棚の中とかは置いといて、ろ過装置はエーハイムの2213で、補助としてプロテインスキマー 海道河童(小)をハングオンさせました。
この海道河童は、昨年失敗した海水水槽で使っていた、歴史あるアイテムです!
失敗した海水水槽のときにも、汚水が取れまくっていたので、やはり能力に期待してしまいます。
さて、とりあえず立ち上げ作業は終了です。
今回は絶対に上手く行かせたい
ろ過装置は、淡水の時に使っていた、エーハイム2213を使っています。で、ヒーターと、海道河童(小)のシンプルな組み合わせです。
水槽自体は、設置できるスペースの関係で、これもテラリウムの時に使っていた水槽を使用しました♪
で、1週間空回ししたあと、ライブロックを投入し、
さらに3日ほど空回し。
で、なんとなく水質も安定しているかな~と思いつつ、
最初の生体を投入しました~!ダメージに強いマガキガイです♪初めての生体なので、貝なのにきっちりと水合わせをして…。
投入。早速働いてくれています!
この日から、海水魚のエサをひとつまみづつ投入し、水をしっかりと作ることに。
そのライブロックを組んでみたり、ライブロックを見よう見まねでキュアリングしてみたり、
ヤドカリ(マダラヨコバサミ)を投入してみたり、
初めてサンゴ入れてみたり、
あと、とりあえず、勉強しながら、アンモニアの数値やら、硝酸塩の数値やら、亜硝酸塩の数値やら、2日に1回ぐらい測ってました。
アンモニアは早くに検出されなくなり、硝酸塩も
亜硝酸も
ほぼ許容範囲といったところになりました。
だいたい1ヶ月ぐらい空回ししようと思ってたのですが、立ち上げて3週間ほどでこの状態に。
立ち上がりの目安と言われる、茶ゴケも生えてきたし、ショップの店員さんに相談したら(若いけど超詳しいアクアテイラーズ分室の店員さん)絶対大丈夫とのことで、
ライトも(エーハイムLED)もスキマーも(プリズム)強化したし、
いよいよ、念願のイソギンチャク(タマイタダキ)とカクレクマノミを入れます!
そして入海。
今度こそ、うまくいってほしいものです!
カクレクマノミとイソギンチャクの共生
海水魚飼育に失敗してから1年以上経過しました★
そして、もう一度、やってみようと思って、再度海水水槽を立ち上げました。
ベタですが、カクレクマノミとイソギンチャクが仲良くする姿を見たい!
そう思って、以前、海水水槽を立ち上げ、イソギンチャクはおろか、クマノミすらまともに飼育できないままお星さまにしてしまった僕です。
それから、1年間、立ち上げたテラリウムには一切手を付けず、お金をかけず、楽天のポイントが貯まるのをひたすら待ち、テラリウムをリセットし、ポイントで海水用品を買い漁り、海水水槽を立ち上げました。
それから3週間。
ひたすら濾過をぶん回し、昨日、カクレクマノミとタマイタダキイソギンチャクを水槽に入れ、超心配で一晩過ごしました!
そして、そして、朝起きて水槽を覗いたら、ついに、ついにこの日がやってきました!!
まぁ、なんということでしょう!カクレクマノミとイソギンチャクが共生しているではありませんか!!
店員さんには、シライトイソギンチャクにしとき~、とか、タマイタダキイソギンチャクには自然界では共生しないよ~、とか言われましたが…。
いやん!共生しとる~!しかもモフモフしとる~♪
本当に、感動でうっすらと涙がでました!
カクレクマノミとイソギンチャクの共生まとめ
やはり、「生き物を飼う」というのは、とても難しく、知識がなければ上手くいかないことが多いです。そんな中、手探りで工夫しながら、成功に至ったわけです。
これは、どの趣味にでも通じるもので、やはり、「努力なしでは結果は得られない」ってやつですね。
成功してよかったです!
こうしてイソギンチャクを飼ってきたのですが、夏の水温にも、少々水替えしなくても、僕がミスしない限りは普通に生きてくれています。
本によっては、サンゴを飼うより難しいと言われているんですが、僕には、サンゴの方がよっぽど難しいです
ですので、今更ですが、カクレクマノミとイソギンチャクの共生に憧れてる方、大丈夫です!
クマノミの機嫌さえよければ、どんなイソギンチャクにも入ります !
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