今日はペットを飼うとはどういうことかについて書いていこうかと思います。
基本的にペットを飼ったなら、お家に迎え入れてから死ぬまで面倒を見るのが基本だと僕は思っています。
小さくて可愛い頃から、年老いてヨボヨボになるまで飼ってあげるのが人間の使命かと思います。
そんな話を娘から学んだお話を今日は書いていこうかと思います。
ペットを飼うということ 小さな命の生と死を通して
先日、飼っていたハムスターが天国に行きました。
ちょうど1歳です。
ゴールデンハムスターです。
一般的にゴールデンハムスターの寿命は、2年から3年と言われています。
この間、1歳のお誕生会を家族全員でしました♪
それから10日程ですが、最期は、眠るように天国へ旅立ちました。
あまりにも突然の出来事なので、家族全員まだ受け止めるのに時間がかかりますが、思ったことを書いていきます。
ハムスターを飼った
娘が小学校低学年の頃から飼いたいと言っていたハムスター。
でも、ウチにはトイプードルもいるし、低学年の子どもが自分で世話できひんやろ~と思って、ずっと保留にしていました。
2018年の7月、部屋の片づけをしてスペースが空いたので、「そろそろハムスター飼ってやっていいか?」と嫁さんに言うと、「いいよ。」と返事が!
娘も高学年になっており、世話ができると判断したのか、許可が出たので娘にそれを伝えると大喜び♪
小屋を飼って、ハムスターを選びにペットショップに行きました。
最初はジャンガリアンハムスターを選ぶのかな~と思っていたら、なんと、この子がいいと選んだのが、昔ながらのゴールデンハムスター!
僕「お前、ほんまにこいつでええんか?」
娘「この子が一番かわいい♪」
ほう、わざわざゴールデンハムスターを選ぶところが渋い。
そして、大きいので、ジャンガリアンより体力があって長生きしそう~♪
小屋はロフト的なものが付いている小屋で、1階にもハムスターの木の家を用意したのですが、なぜかロフトで生活するようになったハムスター。
結局、★になるまでロフトがお気に入りでした。
ハムスターのお世話
娘は、ハムスターを飼ってから、毎朝早起きをし、ハムスターのエサ入れに専用のエサを5~6粒入れ、毎日、お水に栄養剤を2滴入れてかわいがっていました。
週に1回は掃除をし、ワラを替えたり、汚れた部分を拭いたり、最初は僕をするのを見よう見まねでやっていたのですが、いつの間にか自分でできるようになっていました。
高学年になったら、結構自分でお世話できるんやね~と、我が娘ながら、感心していました。
毎日お世話をし、本当に可愛がっていました。
僕ら夫婦も、ハムスターがアピールするのが可愛くて、野菜を切ってあげたり、おねだり上手だったので、つい色々あげていました。
娘は絵が上手くないのですが、ハムスターの絵をよく書いて笑わせてくれていました。
ハムスターにプレゼントするのですが、当然、紙をかみちぎっていました♪
ハムスターの変調
夏→秋→冬→春と季節が移り変わり、2週間ほど前までいつもと変わらない生活を送っていたハムスター。
6月に入り、室温が高くなってきたので、そろそろクーラー入れなあかんな~と思って、クーラーのフィルター掃除をして夏の準備万端!
トイプードルもいるので、毎年夏はクーラー付けっぱなしが多いです。
でも、クーラーをつける前に★になってしまいました…。
ハムスターが死んだ原因を色々考えたんですが、急激な気候変化に弱い動物なので、気候変化には気を付けていたつもりです。
でも、6月に入ってから、あんなに大好きだったご飯をよく残すようになりました。
普通のエサを残すのはともかく、ヒマワリの種や、粟玉や野菜まで残すようになって、おかしいな~と思っていました。
エサ残してるのがハムスターからのサインだったのかも知れません。
1週間前は、丸々と転がってたのに。
あと、トイレもきっちり1階に降りて、所定場所でしていたのに、なぜかロフトでするようになり、これまたおかしいな~と思っていました。
それが、ここ3日ぐらいの話で、本当におかしいと思ったのは昨日の話。
いつもは大きな声で名前を呼ぶと反応してくれるハムスター。しかし、全く動かなくなっていて、慌てて小屋から出すと、動きが極端に鈍い!
僕はハムスターを飼ったことがあり、仕事柄、他の生き物の生死も直感でわかるのですが、ハムスターを抱っこした時、「うわ!なんでこんな急に悪くなってんねん!!」と思いました。
娘も抱っこしたのですが、涙が止まらないようで、ずっと泣いていました。
でも、一縷の望みを賭けて、ハムスターも見てくれる動物病院に連れていきました。
ハムスターは、餌を食べなくなったり、普通より動きが鈍くなった時がサインだそうで、ダメかも知れんけどと、獣医さんは注射を打ってくれて、「頑張ってくれればいいんですが、保証はできません。」とのこと。そりゃそうだ。
でも、最期、何も処置しないで、見殺しというか、放っておくわけにはいかない、いや、できなかったので、病院に連れていきました。
放っておいても結果は変わらなかったかも知れませんでしたが、病院に連れていかずにはいられませんでした…。
死を見つめる
車の行き帰り、娘の両手に包まれるように抱っこされて、娘は泣いていました。
結局、処置はしたのですが、家族が見守る中、息を引き取りました。
家の裏庭に穴を掘り、エサとワラを入れて、娘にハムスターをそこに置いてもらい、そこにお墓を作りました。
結局、僕がハムスターの様子がおかしいことに気づいてやれなかったこと、いや、気づいていたけど、「暑くなってきたから、食欲落ちてんやろな~。」ぐらいで考えていた認識の甘さが、ハムスターの死を招いてしまったんだと思います。
何が情けないって、娘に、とても悲しい思いをさせてしまったこと、特に、ハムスターを寿命まで生かしてあげられなかった飼育の未熟さ・認識のなさが、ハムスターにも申し訳なく、本当に力不足です。
ハムスターが旅立つ時、6月1日のお誕生日に作った娘の手製の帽子を被せました。
まだ10日しか経っていないのに、そんな急に逝ってしまうなんて…。
小さな命と「心」
僕も昔、ハムスターを飼っていて、そのハムスターが死んだ時、何も感じず、母親だけが泣いていました。
僕は笑いながら「お母さん、何で泣いてるん??」と母に尋ねました。
僕は心が全く育ってなかったんですね★
娘は、終始、涙を流しながらも、ちゃんとハムスターを埋葬してあげていました。
僕にはなかった、「心」が育ってくれていてよかった、と、ハムスターの死を経て改めて知った次第です。
あと、生き物を飼うということは、結局、「責任を持つ・責任を取る」ということなんですね。
最初は、普通にペットショップで飼うのですが、途中で飼えなくなったり、棄ててしまう飼い主さんもいるようです。
でも、生き物を飼った以上は、死ぬまで責任を持って育てるのが、飼い主の務めだと思っています。
娘もこのゴールデンハムスターがいいと自分で選び、最初はよく手を噛まれていましたが、ハムスターも娘も成長し、お互い良く遊ぶようになり、ハムスターは娘を信頼し、娘は癒しをもらう。そんな関係になっていた気がします。
なので、生き物を飼うということは、最期を看取る覚悟があるかどうか、その点が非常に重要であると感じています。
ハムスターの「死」を通して娘が得たもの
娘は、この経験を通して、自分の中で何か得たものがあると思います。
「こんな悲しい思いをするなら、生き物なんて二度と飼わない!」
かも知れません。
「今までありがとう。次飼う生き物は、あなたより長生きさせてみせるね!」
かも知れません。
いずれにしても、そこには、生き物の生と死を持って得られた「何か」があると、僕は思います。
娘とハムスターのお誕生会。
帽子は全然イヤじゃなかったみたい。むしろ好きでしたね♪
ちなみに、僕も嫁さんも、ハムスターの思い出を語りながら、大泣きしてしまいました。
まさか、ハムスターで泣くとは思いませんでしたが、やはり、小さな命でも、僕らを癒してくれていたんだなと痛感した1日でした。
小さな命と再び向き合う 子どものハートの強さ
ハムスターが死んで、娘はとても凹んでいました。
その後、娘の心はどう変化するのか見守っていたのですが、ハムスターの死後、数日して、空になったハムスターの小屋を見てみると、
ん?何か手紙が書いてある!
入居者募集中(ゴールデンハムスター限定)だそうです☆
めっちゃ次のハムスターに手紙書いてる〜♪
娘は、ハムスターの死後、色々考え、やはり、前を向いて死と向き合い、また、ハムスターを飼いたいと思ってくれたようです!
しかも、死んじゃったゴールデンハムスターと同じ、ゴールデンハムスター限定で入居者を募集していました!
僕はバカ親なので、この手紙を見た時、うっかり涙が出てしまいました。
本当に娘の心が育っていてくれて良かったです。
再びハムスターを飼う!
前のハムスターが死んじゃったのは6月、で、しばらく待って、8月某日、ペットショップにハムスターを飼いに行きました。飼うのはもちろん「ゴールデンハムスター」です!ペットショップでゴールデンハムスターの系統が結構おり、どの子も生後3ヶ月、かわいい♪
で、娘が選んで連れて帰ってきたのが、
ん?ゴールデンハムスター??
ゴールデンハムスターでも色んな種類がいて、その中で「ブラック」と呼ばれるゴールデンハムスターだそうです。
金玉がついているので「オス」ですね♪ 小屋を準備してお出迎え♪ 娘、めっちゃ嬉しそうでした!
で、何も言ってないのに、早速ロフトで暮らし始めました♪う〜ん、色は違うが生まれ変わりなのか??
小さな命と向き合うこと
結局、娘はまた、小さな命と向き合うことにしたようです。って、僕みたいに大げさには命に向き合うとは思ってはないかも知れませんが、自分で世話をする決意表明をしていました。
外に出して(家の中ね)エサあげて、仲良くなる努力をしています♪次は、少なくとも寿命までは、生きさせてあげたいと、娘は言っていました。僕もそう思います。
やはり、生き物を飼うということは、責任を持ち、その生を全うするまで面倒をみること。
これに尽きると思います。
僕としては、娘が元気になり何より。 また新しい家族ができて何よりです。願わくば、努力しますので長生きして欲しいものです。
ちなみに名前は「熊五郎」だそうです♪
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